ミャンマー(正佳to管理人が教育を受けた時点ではビルマ)で起きている軍事政権に対する民衆のデモは拡大を続け、軍部による弾圧は反政府勢力だけでなく、僧侶そして一般人に及び遂に日本人ジャーナリストがその凶弾に倒れた。
過去にもパレスチナ、イラクなど乱戦が続く場所への取材経験もある長井さんとしてはある程度凶弾に倒れることは覚悟はあったのではないか?と思うのだが。
無論、今回は凶弾といっても流れ弾や自爆テロの巻き添えと違い明らかに(個人を)狙われたものだ(下の写真、動画参照のこと)
だがそれを完全に「見せしめ」「殺人だ」と(今の)日本人の感覚で話すことは出来ない。何故らそれは日本人も過去に於いて平然と行ってきたからだ。
有名なのは関東大震災直後の日本。一部の流言卑語「朝鮮人が暴徒化した」「井戸に毒を入れ、また放火して回っている」から朝鮮人、支那人だけでなくあろうことか聾唖者、琉球人などを含む「関東弁を話すことが出来ない」地方出身者までが陸軍や憲兵隊、警察による組織的な弾圧により虐殺された。
中には社会主義や自由主義の指導者の大杉栄・伊藤野枝・大杉の6歳の甥橘宗一らが殺された甘粕事件(大杉事件)、労働運動の指導者であった平澤計七など13人が亀戸警察署で軍に銃殺され平澤は首を切り落とされた亀戸事件などがある。
…そして何よりこれらの出来事は「暴動が起きた」からではなく「暴動を起こすかもしれない」という仮定(というより仮想)の話から起きた事である。
当然、このあと起こる第2次大戦中はそれ以上に国内国外に関わらず多くの戦時被害者(戦闘に直接、あるいは間接的に関係した死者・負傷者ではない)が出たのは言うまでもない。
その時において、その人の行動は他人から見れば「狂気」「殺戮」であってもそれは、その人から見れば「正義」なのである。おそらく長井さんを撃った兵士に聞いても理由は出てこないだろう。あったとしても「命令されているから」程度だと思う。
ただしこの「軍事政権による独占的支配と民衆への弾圧、国内動乱」そのものは何とかしないといけないのだが…これが明らかなテロ組織によるものや他国への侵略というものなら国連としても大きく動けるがあくまで内乱。
内政干渉となると非常に難しい。たとえどれほど非難されようが現時点では「国家国権による政治的安定化を図っている」ということだからだ。
ミャンマーが隣国へでも侵攻すればかつてのカンボジアのように軍vs軍で制圧できるけど。。独裁政権に対して民衆の力(政府内部の支援者)だけで復権となるとかなり難しい。
日本だって出来ることは「追加制裁」くらいだ。それ以上は望んでも何も出来ない。
それともテロ特措法の拡大版を新たに作って自衛隊を送り込んで鎮圧…出来るわけないだろ。
ASEAN(東南アジア諸国連合)としても「ミャンマー軍政に国民和解や民主化への努力、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんらすべての政治犯の釈放を要求した」けど、あくまで要求です。制裁能力があるわけではない。軍部が聞き入れなければ変わらない。
ちなみに何と軍事政権は反政府デモの鎮圧のもようを伝える映像や画像、情報へのアクセスを避けるため、公共のインターネットアクセスを遮断したそうです。凄いな。
★銃撃を受け倒れこむ長井さん【Yahoo!ニュース - ロイター】

銃撃を受けて倒れた後もカメラを構えようと試みる長井さん
★<ミャンマー>長井さん、至近距離から兵士に撃たれた可能性【Yahoo!ニュース - 毎日新聞】
【バンコク井田純】ミャンマーのヤンゴンで日本人の映像ジャーナリスト、長井健司さん(50)=東京都中野区=が死亡した事件で28日、長井さんが軍治安部隊の兵士に至近距離から撃たれ殺害された可能性が強いことがわかった。フジテレビが撃たれた瞬間とみられる映像を放映した。
長井さんの遺体は同日もヤンゴン総合病院に安置されている。日本の外務省によると、駐ミャンマー大使館が軍事政権の関係当局に対し、長井さんの死亡した状況などについて確認を求めている。
◇ ◇ ◇
フジテレビが28日放映した映像によると、長井さんは1メートルほどの至近距離から治安部隊兵士に撃たれ倒れ込んだ。
映像によると長井さんは、青い半袖シャツと半ズボン、サンダル姿。ヤ繁華街の路上で小型のビデオカメラを手に、女性も混じったデモ隊の様子を取材していたとみられる。長井さんから100メートルほど離れた交差点に、軍とみれるトラックが到着。銃や盾を持った濃い緑色の軍服を着た兵士が次々に飛び降りた。兵士らはデモ隊のいる方向に一斉に走り出した。
長井さんは路上にとどまり、逃げまどう市民を襲う兵士の様子を間近から撮影していた模様だ。小走りに近づいてきた軍服を着た兵士が立ち止まり、1メートルほどの至近距離から銃撃。数発の銃声も同時に聞こえた。長井さんは両手を投げ出すように路上に倒れた。
銃声を聞いたデモ隊は身をかがめて逃げまどった。映像は路上に横たわる長井さんを写し出した。長井さんは路上にあおむけに倒れ、右手にカメラを持ったまま万歳をするような姿勢で両手を頭上に上げ、助けを求めるように弱々しく動かした。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000048-mai-int)
★長井さんは至近距離から撃たれた可能性【日テレニュース24】

※画像クリックで再生(動画ニュースは一定期間経過すると削除されます)
★「観光ビザで取材中に死亡」=長井さん銃撃めぐり国営紙-ミャンマー【Yahoo!ニュース - 時事通信】
【バンコク28日時事】28日付のミャンマー国営紙「ミャンマーの新しい灯」は、日本人ジャーナリスト長井健司さん(50)がデモ取材中に治安部隊に銃撃され死亡した件に触れ、「観光ビザで入国したにもかかわらず、抗議活動を取材中に死亡した。ビデオカメラと携帯電話を持っていた」と報じた。
さらに、同紙は27日にデモ隊の投石などで治安部隊員31人が負傷したと指摘。「BBC(英国放送協会)とVOA(米政府系ラジオ放送)はたくさんのうそを報じている。『破壊工作員』であるBBCとVOAに気を付けろ」と国民に呼び掛けた。同紙は軍事政権の統制下にある。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000076-jij-int&kz=int)
★ミャンマー反政府デモ 死亡した長井健司さん、治安部隊に至近距離から撃たれる【FNN HEADLINES】

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★ミャンマー軍政、インターネットへのアクセスを遮断したもよう【Yahoo!ニュース - ロイター】
[ヤンゴン 28日 ロイター] ミャンマー軍政当局は28日、過去約20年で最大規模の反政府デモの鎮圧のもようを伝える映像や画像、情報へのアクセスを避けるため、公共のインターネットアクセスを遮断したもよう。
インターネットカフェは閉鎖され、主要プロバイダーへの電話もつながらなくなっている。
市民らは、ソーシャルネットワークサイトのフェースブックを利用するなどして、デモの様子や悪化した生活水準を世界に伝えようとしていた。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070928-00000150-reu-int)
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